この勉強会は本TMRセンターの事業の一つとして取り組みとして、八千穂管内を中心に酪農家後継者の育成と教育のため本年6月から開講しました。
新型コロナウイルスの影響から本年4月開講を予定していましたが、感染拡大の影響と活動自粛の流れから止むを得ず延期とし、感染の小康化から自粛解除の方針に転換となった6月から、3密を回避し間隔を置いた中で着席し、参加者がマスク着用といった感染症対策を万全にした上で開講しました。
本勉強会は「地域おこし協力隊員」の学識経験者を講師として月2回程度、質疑応答含め2時間を目安に行い、既に4回目が開講されています。
内容は酪農の基礎を中心として「牛の生態、飼料、管理、経営」を部門としてシリーズ化し、今後3年間継続の勉強会として取り組んで参ります。直接行っている酪農作業から掘り下げて参加者全員での対話形式として取り入れ、今後、バーミーティング等視察研修会も取り入れて行っていく予定です。
このような酪農に特化した勉強会は限定的な講習会等では見かけますが、残念ながら長期にわたって細部まで深耕した勉強会はあまり見かけません。特に酪農家は自分たちの中で完結できる仕事のため視野も狭くなり易くなりますので、自分たち以外の酪農を勉強できる機会にもなり視野の拡大が望めることも目的の一つです。何よりも酪農家通しの横のつながりや協力体制の強化、バーンミーティング等を通した新しい発見や工夫を習得して貰いたいと感じています。
計4回を開催しただけでも、あっと気づくような意見を頂くこともあり、開催側としても考えさせられる部分もありました。今後の勉強会が非常に楽しみです。
尚、若手酪農家向けとしていますが希望のある方は酪農関係者であればどなたでも参加できるように門を開いておりますので参加希望の方は「お問い合わせフォーム」から連絡ください。