企業理念

自らの酪農の将来を築くために、皆と創った酪農総合商社になること

創業2年前の2013年には政府の円安誘導政策により配合飼料が高騰し、経営に直撃を加え、更に翌年の2014年はTPP交渉正式参加が決定され、八千穂管内の酪農家は大半が酪農の将来に不安を抱え、次世代まで酪農を継続させる事は困難だと諦めかけていました。その翌年に、この会社は八千穂地区の酪農家全員の総意で創業しました。

牛は生き物です。人間と同じく、嗜好性の良い「良質な飼料」をたくさん食べればよく働いてくれて財産を残してくれますが、良質な飼料は高価です。なんとか価格を抑えながら良質な飼料を購入できないかと考えました。

この状況を打開するには「自分たちでできる事は自分たちでやってみる」それが酪農の将来を考えていく最後のチャンスではないかと考え始めました。

そのためには、個々の力では到底及びませんので、一致団結が必要でした。幸いにして八千穂地区の酪農家は共同で苦楽を共にする精神を昔から引き継いでおりましたが、 飼料高騰を背景に個々の経営方針や経営内容が厳しい酪農家が多く、団結までには多くの時間をかけた話し合いと決断が必要でした。

このような苦しい状況の中でしたが、幸いにして自分たちの考え方に賛同してしてくれる協力業者や関係者が集まり、 希望の光が徐々に増えていきました。そして苦しいながらもなんとか一致団結できた八千穂地区の酪農家の努力の結果、全員参加のもとで現在の八千穂TMRセンターを2014年11月に創業する事が出来ました。

会社名を「八千穂」TMRセンターと言う名前にしたのは言うまでもなく地元「八千穂高原」の素晴らしい地名に由来することに加え、八千穂の「8」という末広がりのイメージに加え、この先この会社を中心に、起業時から協力して頂いた関係企業や賛同者は無論、この先関係する方々が「8000」を数えるほどの数となり、それぞれが実りある「穂」を稔らせ、恩返しをしていきたいと創造して会社名としました。

この先も、みんなの力で、みんなで考えて、みんなの将来を考えた、みんなのための会社として有り続けるために、酪農家一致団結して困難を乗り越えて行きます。

経営方針

いかなるときも一致団結し、常に皆で議論討論し、将来へ繋げる酪農家を育てることができる会社を実現します。