去12月に定期開催している「若手酪農家向け勉強会」と八千穂酪農家、官公庁関係等酪農家に携わる関係者を招いた第1回目の合同勉強会を開催しました。新型コロナ感染症対策により関係者限定でソーシャルディスタンスを保ち、換気等感染防止対策を講じた中で行いました。
今回の議題は「搾乳手順」の確認です。今回の勉強会の前に4ケ所の酪農家で「ラクトコーダー」と「トライスキャン」(一部の農家)により、搾乳手順と搾乳機械の圧力等の状況確認を行いました。
本題についてはゼノアックのLA事業部から現地調査で多数の協力を頂き、講演はLA事業部の糸井邦行さんから協力を頂きました。
調査は2人1組で行い洗浄から終了までの一連の行動を調査します。調査期間は11月から12月にかけて行いました。搾乳場所の清潔度合いに始まり、ラグタイムから前絞りの強さや回数、乳頭の清拭、乳頭スコアー等1頭毎に念入りに調査します。調査を受けている酪農家もテストを受けているかのようで緊張気味でした。
ラクトコーダーでは搾乳手順と装着、プレディッピングのコンタクトタイム、離脱のタイミング、それによる乳量流速等の波形を確認します。トライスキャンは搾乳時の真空圧やライナースリップの発生状況等が確認できました。
本講演では本来なら個人情報もあるため戸々への説明を行う予定でしたが、各々で改善する点や工夫している点等多数ありましたので匿名とした形で紹介することにし、各々が真剣に講演を聞き入っていました。
講演会の最後に搾乳の手順の中でも重要な「ディッピング」方法とディッピング剤の紹介を頂きました。
この度の講演会開催にあたりゼノアックの皆様のご協力に感謝申し上げます。