長野県佐久農業農村支援センター技術経営普及課に協力を頂き、本年も継続して「デントコーンの試験圃場」を設置しました。
今年は4社、全13品種で行いました。従来品種7品種に加え、3品種の新品種(発売済)と3品種の試験品種を組み込みました。
品種比較は過去からの結果を踏まえ、RM(相対熟度)は100~115の品種を選定し、ボーダー4列を取り1品4列にて例年と同じ方法で設定しました。
播種は5月25日に行い、6600粒/10aの播種量で行いました。気象データから相対熟度を推測して黄熟中期を狙い収量調査を行う予定です。
圃場については例年と同じ施肥、場所での設置となりましたが、今回は播種方向を従来よりも90度転回し今までの播種列に対して直角に播種する方法をとりました。これは土壌に対しての品種間差が出にくいように臨むためで、過去のデータとの比較にも利用できると考えて行いました。
この試験圃場は、可能な限り農家の作業に並行して行う実規模試験圃として設置しており、その結果が伴う品種を選定することが一番の目標のため、各社がカタログ等で発表されているデータと誤差が発生することが多々あります。
その誤差を踏まえたうえでより良い品種を選定することを目標にして今年も試験に臨みます。