原材料の紹介
アルファファ乾草
スーダン乾草
チモシー乾草
オーツヘイ
ライグラスストロー(ペレニアル)
乾草類は、アルファルファ乾草、チモシー乾草(1番刈、2番刈)、スーダン乾草、オーツヘイ、ライグラスストローの5草種6種類以上を原則として刈り遅れではないプレミアム品以上の商品を使用しています。コンテナ入庫毎に100か所以上をドリルにてサンプル採取し、分析を行い、アルファルファ乾草についてはCP20%以上、その他の乾草については硝酸態窒素が500ppm以下の商品を使用しています。分析結果は飼料計算に瞬時に反映させています。
コーンサイレージ
毎朝利用する農家が製造前に容器に入れて搬入します。
配合飼料
主に使用している濃厚飼料です。成分は安定しているので原材料に変更があったときに分析を行います。
DDGS(トウモロコシ蒸溜粕)
トウモロコシからエタノールを抽出した後に発生する粕を乾燥させたタンパク質飼料です。月1回を目安に定期的に分析を行っています。
大豆粕ミール
大豆から油を抜いた後に残る粕を乾燥させたタンパク質飼料です。月1回を目安に定期的に分析を行っています。
圧ペントウモロコシ
配合飼料と同様に主に使用している濃厚飼料です。月1回を目安に定期的に分析を行っています。
ビアレージ
ウイスキーを製造後に発生した粕を乳酸発酵させたもので水分は70%とほぼ安定しています。月1回を目安に定期的に分析を行っています。
混合した添加剤
ミネラル、添加剤を混合したものです。
添加剤類
10種類以上の添加剤、ミネラルを使用しています。
添加剤混合のための撹拌機
添加剤、ミネラルを混合する簡易撹拌機です。
農家別添加剤保管容器
攪拌した添加剤を保管する容器です。農家別に製造した添加剤を保管するために30ケース程度常備してあります。
製造工程から給与されるまで
原材料の搬入です。ほぼ毎日、原材料の搬入があります。
乾草は梱包を手作業にて解体し、金属等の異物混入や雨濡れ、カビ等のダメージがないかチェックします。
配合飼料等をタンクから投入後、乾草を投入します。投入する場所は、油圧で上下するダンパー上部となります。
乾草の投入後、ビアレージを投入します。
油圧のダンパーを定期間隔で上げることにより徐々に乾草類がミキサー内部へ吸い込まれていきます。
農家別に添加剤と単味飼料を投入した容器を計量器を用いて作成します。
ダンバーが上昇したら、添加剤、単味飼料容器を全回転フォークリフトで投入します。
最後にコーンサイレージを投入して、前半の1工程目は終了となります。この後、指定された攪拌時間後に乾草類を再投入(2工程目)し、指定された時間まで攪拌します。
作業員が目視しながらTMRの切断長、混合の偏り等を確認します。また、飼料の切断長等のバラツキを抑えるために、TMRの排出途中に調整のための攪拌を行いTMR飼料の安定を行います。
農家毎により仕上がりのTMRが違うため目視にて確認をし、パーティクル調査のためのサンプルを指定したトランスバックから採取します。
仕上がったTMRは指定された時間までに各酪農家へ毎日あるいは指定された日に届けられます。
TMRを利用するために、倉庫とホイストクレーン、配餌車を事前に準備しました。結果、作業効率も上がり身体的な負担も軽減されました。利用する側も設備等の準備が必要です。
投入方法を考えれば女性でも楽に投入できます。
計量できないので、容積を見ながら給与します。