佐久穂町長へ陳情書を提出しました

去6月29日に佐久浅間八千穂酪農部会(部会員数8名、部会長:井出公正)にて佐久穂町長 佐々木勝氏へ飼料高騰に対して切実な経営難に直面している八千穂酪農家への救済を求めての陳情を行いました。

陳情内容は以下の通りです。

〇陳情要旨

 1.輸入乾草および飼料用穀類が高騰しているため財政支援。

 2.原料乳の値上げについて関係機関への働きかけ。

〇陳情理由

 円安および世界的なインフレから牛用飼料の主原料となるトウモロコシ、大豆粕、大麦、輸入乾草の輸入飼料が高騰しており、経費が増幅し、原料乳価は据え置かれたままなので、経営難に直面している。

 八千穂酪農の将来を志す後継者を全戸で抱え十分な給与支給ができていない状況にあり、このままでは酪農の存続ができない状況にある。

以上の理由により佐久穂町からの「財政支援」と「販売する原料乳への値上げ」を関係機関へ働きかする旨を陳情いたしました。

陳情の席上では町長を始め産業振興課の担当の方からも酪農業の実情に共感を頂き、何らかの対応を早急に検討いただけることになり、その後、速やかに検討いただき、令和4年2月現在申告している飼養頭数に対して、7月中旬からの申請で「成牛で10,000円/頭、育成牛・子牛へ5,000円/頭」の財政支援を頂けることになりました。

この対策の他にも佐久穂町の農家へ令和3年度の決算書を元に動力光熱費、資材費、肥料費において、経費額に対しての補助金交付も行うことで連絡を頂きました。

非常に感謝申し上げます。ただし、佐久穂町からだけでの財政支援だけでは厳しく、長野県および国からの財政支援を更に求めていきたいと思います。

この記事を書いた人

RIRU

八千穂TMRセンターの運営管理者です。創業5周年を記念して当サイトを立ち上げました。実践を武器に通説を斜め目線から読み解き、酪農家のためになる本音トークでの情報提供を行っていきます。